織田梨沙 旬なパープルを使いこなす“余白”の取り方

30 Sep 2024

クワイエット・ラグジュアリー ep3

Gentle Purple

癖のある色ほど、気負いすぎずにカジュアルダウンさせる。そのためにはいつも“余白”を残すことが大事なのだ。

Makeup

Items Used
a. 1本1本繊細な線が描け自眉になりすます、まるで植毛感覚のアイブロウリキッド。b. 澄んだ空気に凍りつく薔薇をイメージしたパープルカラーで、奥ゆきのある幻想的な眼差しに。c. スリムなブラシがまつ毛を根元からキャッチ。繊細ながら印象的な目元へと仕上げる。d. なめらかなグラデーションが頬を多彩に彩るとともに、ブラー効果によりノイズレスな美肌を演出するチークカラー。e. 湿度を纏ったような”生”ツヤが唇に溶け込み、じんわりと滲むような血色感を宿すティントバーム。f. 肌なじみの良い赤みを溶け込ませたグレージュカラー。見たままの鮮やかな発色とツヤが弧を描くような美しい仕上がりが魅力。
  1. インウイ アイブロウリキッド 02 ¥3,300（資生堂）
  2. ルナソル アイカラーレーションN EX04 ¥7,700【11/22 限定発売】（LUNASOL / カネボウ化粧品）
  3. イプサ ラッシュモデリング マスカラ ¥3,850（IPSA）
  4. SUQQU ブラーリング カラー ブラッシュ 05 ¥6,600（SUQQU）
  5. YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム 6B ¥4,950（YVES SAINT LAURENT）
  6. ルナソル ネイルポリッシュ 13 ¥2,200（LUNASOL / カネボウ化粧品）
How to

旬なライラックを大胆に浴びたメイクアップ。bの左上をアイホールと目頭にたっぷり塗り広げ、左下を目のキワを避けた二重幅の目のくぼみ、下まぶたに入れる。パープルなどの腫れぼったくなりやすい色は、このように塗らない余白を作ることで、色を感じながらも古臭い印象にならずにこなすことができる。cのマスカラを上下に塗ってまつげにボリュームを与える。dを大きめのブラシにふんわり取って、頰に入れたら、aでソバカスを描いて、あえてフローレススキンでなく隙を与え、コンサバになりがちなパープルメイクをラフに崩す一手間を加える。eをオーバー気味に塗って唇にもボリュームを与えつつ、口角部分はほんの少し抜けを作ることで、完璧すぎないこなれリップが完成。

Others
a. センシュアルなカラートーンにスモーキーカラーが重なる、奥行きある目元を叶えるアイパレット。b. タルクフリーな仕様も魅力のマットウォームピンクのチークカラー。c. グレイズのような厚みのある艶膜を与える、モードなミルキーブラウンのリップカラー。
  1. セルヴォーク ヴァティック アイパレット EX11 ¥6,820（Celvoke）
  2. NARS ブラッシュ N 901 ¥5,060（NARS JAPAN）
  3. SUQQU モイスチャー グレイズ リップスティック 11 ¥5,830 ※セット価格（SUQQU）

Photography: MOTOFUMI SANNOMIYA (TRIVAL)
Hair & Makeup: KYOHEI SASAMOTO (illumini)
Styling: NATSUKI TAKANO (HITOME)
Model: LISA ODA
Edit & Text: TOKO TOGASHI

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