足し引きのバランスを心得た 宮世琉弥のニューシック

29 Mar 2024

おごりの花のうつくしきかな。ep3

Neutral Mode

引いているのに足りている。抜けているのに魅力に溢れる。緻密な計算の上に成り立つのが、ニューシックな表情。

Makeup

Items Used
a. 70%以上をスキンケア成分で構成。軽やかなフォーミュラが気になる赤みやくすみをナチュラルにカバー。素肌を感じられるエフォートレスな仕上がりが魅力。b. 強すぎない発色で繊細に描けるアイブロウペンシル。表情にメリハリをつけながら、抜け感も感じられるブラックブラウン。c. ワンストロークでなめらかに描けるスティックアイシャドウ。まぶたにのせて指でブレンドすれば、美しいグラデーションアイが叶う。涙袋のハイライト、アイシャドウ下地としても。d. 肌に伸ばすと、クリームからパウダリーな質感へと変化。しっかり密着し、つけたての美しい色彩が長時間続く。ミステリアスな雰囲気を宿すラベンダー。
  1. NARS ライトリフレクティング ファンデーション 02172 ¥7,150 (NARS JAPAN)
  2. ローラ メルシエ アイブロウペンシル 05 ¥3,850 (LAURA MERCIER JAPAN)
  3. BOBBI BROWN ロングウェア クリーム シャドウ スティック トリュフ ¥4,950 (BOBBI BROWN)
  4. THREE グラムトーンカラーカスタード 06 ¥3,300 (THREE)
How to

シックなヘアとスタイリングに対して、肌は軽やかに仕上げるため、しっかりスキンケアをした肌にaを薄く伸ばし広げてみずみずしい肌に。目元はcを上下とも目頭から目尻に向かってラインを引き抜くようにして、自然に指でぼかす。質感もカラーもレスだけど、肌より明るい色で仕上げることでフレッシュで個性の出る目元に。肌もアイメイクも抜けがあるので、眉はキリッとした印象にするため眉山から眉尻に向かってbでエッジをしっかり描く。黒ベースのスタイリングにも負けないように、アイブロウで良いバランスに落とし込む。全体的にシンプルなメイクなので、リップにひと癖。なじみすぎない青みのdを指で唇に色をのせて、ちょっとだけモード感を足して完成。

Others
a. なぎなたカットを採用したペンシルで、眉尻など細かな部分まで描きやすい。b. クリーミーで濃密に発色。密着力と持続力に定評のあるスティックアイカラー。陰影をつくるニュートラルブラウンで、引力のある眼差しに。c. 素の唇の血色や質感を生かした透ける色めきで、個々の潜在的な美しさを引き出す。青みを含んだピンクがセンシュアルな旬顔へと仕立てるモーヴカラー。
  1. ロングウェア ブロー ペンシル ソフトブラック ¥5,720 (BOBBI BROWN)
  2. ローラ メルシエ キャビア スティック アイカラー N M03 ¥3,850 (LAURA MERCIER JAPAN)
  3. セルヴォーク アラウズリップ 08 ¥2,970 (Celvoke)

Photography: KYOSUKE AZUMA
Hair & Makeup: OYA (KIND)
Styling: NOBUYUKI IDA
Model: RYUBI MIYASE
Edit & Text: TOKO TOGASHI
Text: MAKO UCHIDA

こちらの情報は『CYAN ISSUE 40 S/S 2024』に掲載された内容を再編集したものです。

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